最近は、多くの企業で人手不足が目立ちます。
その為、転職市場では顕著な売り手市場となっています。
しかし、人手不足と言っても業界によってその差は顕著となっており、売り手市場の業界もあれば、そうではない業界もあります。
そこで、今回は人手不足が顕著な業界や、売り手市場の転職活動における注意点を紹介します。
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売り手市場のメリット
現在は、近年まれに見る売り手市場とされています。
では売り手市場のメリットはどういったことがあるでしょうか。
売り手市場とは
まずは、売り手市場という言葉について紹介します。
売り手市場とは、需要量が供給量よりも大きい場合に、売り手が買い手よりも有利な状態にある市場のことを指します。
ある商品を欲しがっている人が多いにも関わらず、それだけの量を供給することができないとなった場合、いつもの値段より高くしたとしても売ることができる為、売る側にとっては利益をだしやすい有利な状態、買う側にとっては不利な状態になります。
就職、転職市場では、買い手が企業、売り手は就職、転職希望者となります。
人手不足になっている状態は、買い手である企業が多いにも関わらず、売り手である就職、転職希望者がそれを満たすほどはいない状態です。
売り手市場のメリット
売り手市場には就職、転職希望者には非常に良いメリットがあります。
まず、人手不足により求人をだしている企業が多いにも関わらず、希望者は少ない為、一つの企業あたりの倍率が下がり、受かりやすい状態であるということ。
そして、企業はとにかく人材を補填したいから、買い手市場の時よりも年収面などで良い条件になることが多いということ。
買い手市場で、求人をだせば応募がたくさん来る状態であれば、条件をよくする必要はありません。
しかし、売り手市場で条件が低いと、希望者は他の求人に言ってしまう為、人材の補てんをすることが出来なくなってしまいます。
人を集め人材不足を解消する為に、条件を良くするのです。
有効求人倍率からわかる売り手市場の実態
では現在、どの程度の売り手市場なのでしょうか。
それは有効求人倍率からわかります。
過去の記事、有効求人倍率の推移を見ればわかる!今が転職活動するべき時!で紹介してますが、
求人倍率とは、求人数を求職者で割った数のこと。
この数が、1以上であれば売り手市場、1以下であれば買い手市場となります。
この有効求人倍率は、現在1.27倍とかなり、売り手市場になっていることがわかります。
なんとこの数字は実に23年ぶり。
近年では見たことがない売り手市場となっているのです。
どんな業界が人手不足?
ではどんな業界が特に人手不足になっており、そして売り手市場となっているのでしょうか。
特に人手不足が顕著な業界を紹介します。
建設業界
景気に敏感な建設業界は、特に人手不足が顕著となっています。
東京オリンピックの影響などで、今後さらに人手不足になることが予想されます。
介護業界
景気の影響というよりも、高齢化社会の進展によって、人手不足が顕著となっている業界です。
今後、さらに高齢化社会になっていく為、より人手不足になっていきます。
情報サービス業
情報サービス業とは、企業に対し、情報システムの開発、運用などの仕事を行う業種です。
いわゆるSEやプログラマが多い業界です。
専門知識、スキルが必要となる一方、いしょで、仕事がハードな為、離職率も高い為、人手不足になっています。
飲食業
飲食業の人手不足は非常に目立ちます。
大きな原因は、ブラック業界の印象が高く、いくら募集しても人が来ない状態の為、人手不足となってしまっています。
離職率が高い業界での人手不足が目立つ
上記で紹介し業界に言える共通点は離職率が高いということ。
年収が低い、仕事がハード、労働環境が劣悪などにより、離職率は高くなっています。
離職率が高いと、人を雇ってもすぐ辞めてしまい人手不足に繋がりますし、何よりいくら求人をだしても、なかなか人が来ません。
買い手市場なら売り手市場の現在では、もっと良い印象の業界「に人が流れてしまいますから。
離職率の低い業界は、正社員の募集を抑える傾向がありますし、希望者も多くなります。
しかし、それでもやはり以前に比べると、売り手市場であることは間違いなく、転職しやすい状況になっています。
売り手市場に注意しなくてはいけない点
売り手市場になるのは、企業が人手不足だからです。
人手不足となっている場合でも、仕事は回さなくてはなりません。
そうなってくると、その負担が労働者にかかってきます。
残業時間が多くなっている人も多いです。
人手不足で良い条件の会社に転職できたとしても、待っているのは多大な残業だったりするのです。
また、そんな状態ですから職場がピリピリしていたり、ゆっくり仕事を教えてもらえなかったりといったことも多いです。
そもそも、企業は人手不足になるからといって、すぐに人は雇いません。
例えば、2人分の仕事が足りない状態だとしてもせいぜい雇うのは1人。
残りの1人分の仕事は他の人間の負担を増やしてなんとかするのです。
正社員として1人雇うよりもそのほうが、コスト的に安いし、景気が悪化した時に安易に辞めさせることができない為、過剰な人員による採算の悪化懸念される為です。
自分が雇われて人手不足が解消されたから適切な量の仕事となるなんてことはないのです。
最後に
確かに忙しくなってしまうなど、あまり嬉しくないこともありますが、それでも売り手市場というのは希望者にとってメリットの多いことです。
やりたい仕事は他にある。会社に不満がある。といった場合には、この売り手市場の時期に転職活動を進めることがいいでしょう。
現在の転職状況は過去に類を見ないほどのの売り手市場になっており、転職を希望する人にとって大きなチャンスがある環境になっています。
このチャンスを逃すことなく、できるだけ早く転職活動を行ってください。
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