転職するなら大企業か中小企業か。働くことのメリットやデメリット。

転職活動時に、大企業を目指すのか、それとも中小企業狙いで行くかということを決める必要があります。

たいていの人は、できれば大企業に行きたいが、念の為、中小企業も受けておくという人が多いのではないでしょうか。

しかし、名前や印象だけで大企業にするか、中小企業にするかを決めるのではなく、しっかりとメリット、デメリットを知っておきましょう。

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大企業と中小企業、それぞれのメリット、デメリット

大企業と中小企業の一般的なメリット、デメリットを紹介します。

もちろんこれから紹介することは、全ての企業に対して該当するわけでは無く、あくまで一般的な考えです。

大企業のメリット、中小企業のデメリット

まず、大企業のメリット、そして中小企業のデメリットを紹介します。

平均年収の違い

大企業のメリットとしてあげられる一つが年収の高さです。

同時に中小企業のデメリットにもなります。

企業の資本金別に労働者の年収を分けると、以下の結果になります。

  • 2000万円未満 : 352.5万円
  • 2000万円~5000万円 :388.5万円
  • 5000万円~1億円 : 404.3万
  • 1億円~10億円 : 451.7万円
  • 10億円以上 : 578.8万円

資本金が多ければ多いほど、平均年収は高くなることがわかります。

すなわち、大企業ほど平均年収は高く、中小企業は平均年収は低くなるのです。

資本金が2000万円未満の会社と、資本金が10億円以上の会社の差は、なんと226万円もあるのです。

参考:国税庁 平成26年度民間給与実態調査

安定度

会社の安定度を考えると、大企業のほうが、中小企業に比べて圧倒的に安定しています。

ニュースでは、大企業のリストラ等が取り上げられますが、それは一部の話。

安定度で言えば、企業規模が大きければ大きいほうが、倒産の可能性は少ないです。

また、大企業であれば、万が一潰れそうになっても、国が助けてくれます。

企業の規模が大きいほど、国に与える影響が大きいためです。

一方で、中小企業だと、国は助けてくれません。

そういった面でも、安定度としては大企業が圧倒的に強いでしょう。

労働条件

休日の多さ、有給取得率など、労働条件の面でも大企業は中小企業よりも良い傾向があります。

年間休日は、企業の規模によって以下のように異なります。

  • 1000人以上:118.5日
  • 300~999人:114.6日
  • 100~299人:110.2日
  • 30~99人:106.4日

参考:厚生労働省、就労条件総合調査結果の概況

企業規模が大きいほど、休日数は多くなります。

また、有給取得日数は以下ののようになります。

  • 1000人以上:10.8日
  • 300~999人:8.7日
  • 100~299人:8.1日
  • 30~99人:7.4日

有給休暇取得においても、大企業が勝っています。

法律遵守

労働基準法などの法律は、大企業のほうがしっかり守られています。

世間の目も強い為、守らないことによる企業イメージへの影響が強い為、そういった傾向があります。

中小企業でが、世間から注目がされていない為、法律を守っていないことが多いです。

特にサービス残業は中小企業では圧倒的に多いでしょう。

大企業のデメリット、中小企業のメリット

では、逆に中小企業のメリット、大企業のデメリットを紹介していきましょう。

転勤の有無

中小企業のメリットは、転勤がないこと。

規模が小さい分、全国に展開しているわけではない為、勤務地は決まっています。

一方大企業では、全国だけでなく、海外にも勤務地はある為、世界中に転勤させられる可能性があります。

海外で仕事したいという人にはメリットにもなりますが。

仕事の幅広さ

大企業だと、仕事が細分化されていることが多く、仕事に対して飽きてしまうということもあります。

また、就いた仕事が自分にとって面白くないものであった時は、相当辛いことになります。

一方、中小企業では、人がいない分幅広く仕事をすることができます。

もちろん嫌な仕事もありますが、それだけをするわけではなく、自分が興味持てる仕事もあります。

出世のしやすさ

大企業はライバルも多く、かつライバルが優秀であることが多く、出世するのが難しいことが多いです。

中小企業では、大企業ほどではない為、出世はしやすくなります。

自由度

仕事の自由度は中小企業のほうが圧倒的に大きいです。

規模が小さい分、経営者から近い位置におり、意思決定までのスピードも速く、自ら提案等もしやすくなります。

転職で受かりやすい

転職市場では圧倒的に大企業よりも中小企業のほうが受かりやすいです。

倍率が全く違います。

大企業ばかり受けていて、全然決まらないという人もいます。

大企業か中小企業かはしっかり判断

大企業か中小企業かを判断する際、多くの人は年収や労働条件に対するイメージから大企業を選びます。

確かにそれは間違ったことではありません。

しかし、いざ入社してみると仕事にやりがいがない、楽しくないだとかでまた辞めていく人もいます。

自分にとって何が大切で、何を優先すべきかはしっかり考えておく必要があります。

また、中小企業であっても、年収が高く、労働条件も良いという会社もたくさんあります。

転職では最初に大企業と決めるのではなく、幅広く選択肢を持つことが必要となります。

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