新卒で就職した会社を3ヶ月から半年程度で辞めてしまう人も多いです。
研修期間が終わり、職場に配属され、実際に仕事を始めた結果、思っていた仕事と違う、人間関係が上手く行かないといったことで
会社に行くのが辛くなってしまい、非常に多くの新入社員が会社を辞めます。
そこで、今回は3ヶ月から半年以内で会社を辞めた場合の転職活動について紹介します。
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新卒入社後、半年以内に会社を辞める新入社員の実態
せっかく入社した会社ですが、そんな会社も半年以内に辞める人の割合は非常に高いです。
新入社員の離職率
厚生労働省の「新規学卒者の離職状況」によれば、半年以内に限定した場合のデータはありませんが、1年以内で見てみると
- 中学卒・・・44.3%
- 高校卒・・・19.8%
- 大学卒・・・13.1%
新卒入社後に、新入社員が辞めていく推移は、入社からの年数が増えるほど、減っていきますから、
半年以内に限定すると、1年以内の数字の半分以上であると言えます。
新卒3ヶ月から半年で辞めることは、特別珍しいことではありません。
ではなぜこんなにも辞めてしまうのでしょうか。
新入社員が半年で会社を辞める理由
入社3ヶ月から半年という短い期間で会社を辞める人で最も多い理由が、
仕事のミスマッチか人間関係が良くないということです。
もちろん、給料が低い、労働条件が悪いといった理由で辞める人もいますが、勤続年数がもっと長い場合に比べると少ないです。
イメージと違った仕事へのギャップを感じてしまったり、上司とうまくいかないことで悩んでいる人は、実際に辞めた人以上に多いです。
配属が希望通りではなかったという理由の人も多いでしょう。
会社を辞めた後
会社を辞めた後、多くの人は転職します。
しかし、中には正社員として働くのが嫌になって派遣社員になったり、フリーターになる人もいます。
勉強しなおして大学院に行ったり、公務員試験を受けるという人もいますね。
通常の中途採用だと、スキルや実績重視となり、経験年数が3年以上ではないと応募できません。
そういったことから、やる前から転職を諦めてしまう人もいます。
入社3ヶ月から半年で辞めた人の転職活動
これだけ早く辞めてしまうと、次に雇ってもらえる企業はないというイメージを持っている人もいるかもしれません。
しかし、実態は違います。
第二新卒枠での転職
まず、3ヶ月、半年といった早い段階で会社を辞めたからといって、転職できないなんてことはありません。
ブラック企業にしか転職できないということもありません。
今は第二新卒という入社3年以内を対象とした採用の形があります。
さらに、この第二新卒での採用枠は増えており、転職しやすくなっています。
ブラック企業が認知されてきて、新卒入社後、すぐに退職するのも致し方ない場合があると考える企業も多く、
そしてやむを得ず辞めた人の中にも優秀な人はいるということを企業もわかっています。
やる前から諦めるなんてことは非常にもったいないことなのです。
もう働きたくない、社会人に向いていないと思ってしまったら
会社を辞めた人の中には、もう働きたくない、自分は社会人に向いてなかったと思ってしまう人もいます。
どうせ転職したところで同じ、何も変わらないと思ってしまいがちです。
しかし、それでも一度転職して違う会社を経験してみることをおすすめします。
会社が違うと働き方が大きく変わります。
どこの会社に行っても同じだと思っていたことでも、実は全然違うこともあるのです。
一度フリーターになってしまうと、そこから正社員になることは非常に難しくなってしまいます。
転職に必要なこと
第二新卒での転職で求められるのはやる気、ポテンシャルといった就職活動で求められていたものに加えて、
社会人を経験したことによって身につけたビジネスマナーや、仕事に対する考え方です。
これは入社3ヶ月から半年で辞めた人でも十分に備わっているはずです。
下手にスキルをアピールしても、マイナスの印象しか与えないことが多いので注意しましょう。
また、短期間で辞めた理由も聞かれます。
もしかしたら、前の会社がとんでもないブラック企業であったかもしれません。
しかし、辞めた理由を会社のせいにするのではなく、自分のだめな点はどこだったかという反省点や、改善する為に何をするかといったことを話す必要があります。
辞めることは悪いことではない
新卒で入社してすぐ辞めることは、なぜか悪いことであるといったイメージを持ちがちです。
しかし、辞めることは悪いことではありません。
将来を考え、自分に合った仕事に就くために辞めることは、後退ではなく前進です。
辞める際、周りから色々と言われることもありますが、気にせず自分の信じた道をすすみましょう。
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