給料が安いから転職したい!でも年収はアップする?ダウンする?

あなたはなぜ転職を考えていますか?

キャリアアップの為であるとか、

他にやりたい仕事があるだとか、

人間関係の悪化だとか、

人によって理由は様々ですね。

そんな中、給料が安い、年収をアップしたいという理由から転職する人もたくさんいることでしょう。

やっぱりお金はほしいものです。

旅行に行きたい、おいしいものを食べたい、広い家に住みたい。色々やりたいことは多いでしょう。

では、転職すれば、年収アップは叶うのでしょうか。

関連記事:基本給は転職時に必ずチェック。月給高くても基本給が低いのは危険

転職の理由で給料が低いが第4位

なぜ転職をしますか?

リクナビネクストが調査した転職経験者に聞いた退職理由のホンネランキングは以下の通りです。

1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった…23%

2位:労働時間・環境が不満だった…14%

3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった…13%

4位:給与が安い…12%

5位:仕事内容が面白くなかった…9%

となっています。

給与が安いことを理由に退職し、転職した人が12%もいるという結果でした。

残業しなければ生活できないほどの低賃金であったり、何年も働いているのに全然賃金があがらなかったりと、

会社によってはかなり厳しいといころもあるのが現実です。

関連記事:転職理由の例。本音と建前はやっぱり違う。

転職で年収はアップする?

転職の目的が給料が安く、年収をアップすることである人もたくさんいますが、

仕事のやりがいや労働環境の面で転職を選んだ人でも、できることなら転職では年収アップしたいですよね。

では、転職した人は、どれくらい年収をアップすることができるのでしょうか。

DUDAの調査結果では年収アップは46%

転職サイトDUDAが調査した結果、年収アップすることができた人は46%という結果になっています。

逆に、年収がダウンしてしまった人は50%、残りの4%は変化なしでした。

詳細結果は以下のとおり

  • +100万円以上…10%
  • +50万~99万円…15%
  • +1万~49万円…21%
  • 0円…4%
  • -1万~49万円…20%
  • -50万~99万円…13%
  • -100万円以上…16%

なんと最高は年収+312万円増加の人もいるみたいです。

サラリーマンの平均年収が400万円~500万円であることを考えると、

驚異的な額ですよね。

リクナビNEXTの調査結果では年収アップが67%

転職サイトリクナビNEXTが調査した結果では年収アップすることができた人は67%という結果になっています。

ただし、エンジニアが対象となっています。

DUDAの調査結果から考えると、エンジニアは転職で年収アップしやすいといえるでしょう。

調査結果は以下のとおり。

  • 年収アップ…67%
  • 変わらない…16%
  • 年収ダウン…17%

転職での年収ダウンがたった17%しかいないことを考えると、年収アップしたい、もっと給料がほしいと考えたならぜひ転職するべきですよね。

ちなみに年収アップ額の職種は

  • 1位:制御設計…150.0万円
  • 2位:コンサルタント…123.6万円
  • 3位:サービスエンジニア…102.6万円

となっています。100万円といえば、月10万円程度の給料の増加となるわけです。

これはかなり大きいですね。

ちなみに、アンケート全体では平均年収476.9万円に対し、531.5万円と50万円以上のアップとなっています。

年収ダウンの人もいる

約半数が年収アップしているとはいえ、その逆にDUDAの調査結果では約半数が年収ダウンという状態におちいっています。

上記でだしたデータからエンジニアは転職で年収アップしやすいということを紹介しましたが、

しやすい職種があれば、年収アップしにくい職種もあるわけです。

また、転職する人がみんな、年収アップをしたくて転職することを望んでいないことも原因の一つです。

リクナビNEXTの調査結果によれば、転職前に感じていた不満が解消されたかどうかということと、年収の増減の関係性が以下の通りになっています。

  • 年収が増えた…不満が解消された:86%、解消されなかった:14%
  • 年収が変わらない…不満が解消された:77%、解消されなかった:23%
  • 年収が減った…不満が解消された:66%、解消されなかった:34%

年収がアップした人のほうが、不満が解消されている人は多いですが、減った人でも6割の人は不満が解消されているわけです。

転職理由は年収アップだけじゃない為、年収を気にせずに転職活動をする人もいるわけです。

狙えば年収アップは夢じゃない。

この結果から考ええれば、給料が低いから年収アップを目指して転職活動すれば、かなり高確率で年収アップを期待できると考えられます。

もちろん、大事なのは給料だけではありません。

いくら給料が高くても労働環境が悲惨なものだと、心を病んでしまうこともあります。

ですので、年収アップだけのみを考えてもいけませんが、転職にはチャンスは絶対あるのです。

 転職で年収アップ。でも気を付けないといけないお金のこと。

転職で年収アップした!といっても、転職にはお金がかかることもありますし、退職金といった面で不利になることもあります。

まず、転職し、勤務地が変わると引越し費用が発生しますよね。

面接も遠方でやる場合には交通費がかかってしまいます。

また、転職してしまうと、前の会社は自己都合の退職となり、会社都合の場合や定年時に比べ、退職金は大きく減ってしまいます。

転職先の会社で定年まで働いたとしても、新卒で入った場合よりも勤続年数が短いわけですから、トータルとして減ってしまう可能性もあるわけです。

また、ボーナスも減ってしまう可能性があります。

例えば転職前の会社で7月にボーナスをもら、直後の8月の転職したとしましょう。

その場合、12月にもらえる冬のボーナスはかなり低いものになってしまう可能性が高いです。

通常、冬ボーナスの査定期間は4月から9月までとなっていますが、転職した場合8,9月しかいない為、満額もらえるのはその次の夏からとなる為です。

給料が低いから、年収アップの為に転職を考えた場合にはこういったことも気をつけなければなりません。

もちろん、年収アップしたほうがトータルとしては多い場合が多いですが。

最後に

働く上で、やりがいといったことも大事ですが給料は大事なことです。

生活する、子供の教育を充実させる、自分の趣味を充実させるといった面で余裕がでると、仕事にも良い影響がでることでしょう。

もし、あなたが給料が安い、年収アップしたいと思っているならば、ぜひ転職活動をしてみてはいかがでしょうか。

現在の転職状況は過去に類を見ないほどのの売り手市場になっており、転職を希望する人にとって大きなチャンスがある環境になっています。

このチャンスを逃すことなく、できるだけ早く転職活動を行ってください。

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