転職するのであれば、できるだけ年収は高いほうがいいのは当然のこと。
たとえ、年収アップが転職の目的ではなくても、貰えるなら貰っておきたいですよね。
転職では、新卒で入社する時とは違い、給料が決まっているわけではなく、交渉次第という一面もあります。
とは言え、なかなか年収交渉はしにくいもの。
どうすれば上手く年収交渉をすることができるのでしょうか。
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転職における年収の実態
企業側は、会社の利益を求めますから、優秀な人材をできるだけ安い給料で雇いたいと思うのも仕方のないことです。
ですから、給与交渉しなければ給料は低く設定されています。
ただ、給料が低いことによって優秀な人材を他社にとられてしまう為、年収アップすることも可能なようにしています。
その為、転職時に年収交渉をすることが可能なのです。
リクナビネクストの「給与交渉の実況中継」によれば、給料の交渉ができるチャンスがある会社は75%にのぼるそうです。
その内訳は、
- 面接官側から話を持ち出す・・・40.0%
- 応募者側からは無しがあれば応じる・・・29.0%
- 選考とは別に交渉の場がある・・・6.0%
- 交渉を受け付けていない・・・25.0%
給与体系が年齢や経験年数に応じて、しっかり決まっている会社なんかは九よ交渉ができないことが多いです。
面接官から話をだされるのであればいいのですが、気になるのはこちらから話をしないといけないこともあるということ。
およそ3割の企業ではそのような形をとっているのです。
自分から切り出す場合に、どのタイミングがベストかというアンケートでは、
- 1次面接・・・58.6%
- 2次面接・・・3.4%
- 3次面接・・・10.3%
- 最終面接・・・13.8%
- 内定後・・・6.9%
半数以上の企業が1次面接と答えています。
企業の立場からすれば、年収も選考する際の判断基準ですからできるだけ早いタイミングで知っておきたいということもあるでしょう。
ただ、勘違いしてはいけないのがこれはあくまで企業側の意見であるということ。
年収が絶対条件の場合には、1次面接で希望年収を言ってもいいのですが、本来は年収が絶対条件ではないにも関わらず、希望年収を言った結果、企業から不一致とみなされてしまうことがあるので注意が必要です。
もしも年収が絶対条件でなければ、企業から話があがるのを待ち、なかったら最終面接jか内定後にこちらから話を持ち出すのがいいでしょう。
年収交渉時の注意点
では、年収交渉時にはどういった点に注意する必要があるでしょうか。
相手に不快感を与えず、かつできるだけ年収をあげる為に、注意しておく点を紹介します。
希望年収の決め方
希望年収は本当に自分の希望だけで決めてはいけません。
希望年収は、求人広告に載っている年収、今の年収、その企業の平均年収、から考えましょう。
求人広告に載っている年収は300万円から800万円といった幅広い形が多いです。
少なくとも、上限を超えるような年収に設定してはいけません。
その上で、今の年収を基準として、+αを求めるのが良いです。
ただ、この金額が企業の平均年収、特に自分の年齢でどの程度貰っているかに着目し、その年収から大幅に乖離しているのであれば、変える必要があります。
例えば、今の年収が500万円であって、600万円を希望しようと考えているが、応募した企業が同年齢だと400万円の場合には、現状維持の500万円に設定しておいたほうがいいです。
年収アップの根拠をもつ
年収アップしてまでも、あなたを雇用するメリットはどこにあるのか。
その根拠は絶対に必要になります。
これまでの実績、スキルからどれほど利益を生み出すことができるか、現状維持ではだめな理由はなんなのかということを説明できるようにし、
相手を説得できるようにしておきましょう。
妥当性がなければ、年収アップができないだけでなく、面接時だと落とされてしまうこともあります。
未経験職種への転職時は年収アップを希望しない
同職種への転職で、これまでのスキルを活かせる仕事であれば、年収アップを希望してもいいですが、
未経験職種の場合に、こちらから年収アップを希望するのは避けたほうが良いでしょう。
スキルがない状態で、年収をアップする理由は何もありません。
交渉時は空気を読む
こちらの希望年収に対して、企業がそのまま受け入れることは少ないです。
企業としても、できる限り給与は低く抑えたいですから。
そこを、根拠を示しながら説得していくことになりますが、どこかのタイミングで譲ることも必要になります。
そこはしっかり空気を読んで判断しましょう。
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