よく転職フェア、転職セミナーの広告が電車に載っています。見たことがある人も多いのではないでしょうか。
中には行ったことがある人もいるかもしれません。
私自身、何度か実際に行ってみました。
そこで、転職セミナーや転職フェアに実際に行ってみた体験談や、感じたメリットについて紹介します。
転職セミナー、転職フェアとは
まずは、簡単に転職セミナーや転職フェアとは一体どういったものなのかについて紹介します。
転職セミナーの概要
転職サイトや転職エージェントを運営している会社が主催する転職イベントの一つである転職セミナー。
セミナーでメインで行われるのは、転職活動の進め方として、転職活動の流れや履歴の書き方といった初歩的なことを教えてくれるものであったり、ある業界についての流れや今後の方向性、求めている人材といったものを解説してくれるものです。
中には、選考会を兼ねるものもあり、セミナーに参加した後で直接話す場をとる場合もあります。
また、大きな規模で開かれる転職セミナーでは、複数企業の担当者と話す場があったり、転職エージェントに相談する場があったりと、単に話を聞くだけの場ではなく、様々なことが行われています。
転職フェアの概要
転職フェアでは、複数の企業がそれぞれブースを出し、企業から直接話を聞くことができます。
企業の目的、企業の動向、企業の雰囲気、業界の動向など、自分で調べてもわからないことについて、直接話す機会を持てます。
また、転職セミナー同様に転職エージェントに相談できる場を準備している場合も多いです。
企業によっては、ブースに行き説明を受けることで、書類選考が免除となるなどの特典を準備していることもあります。
実施時期や実施地域
転職セミナーや転職フェアは、基本的に大きな都市で行われます。
札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、大阪、金沢、広島、福岡といったところです。
転職フェア、転職セミナーは頻繁に行われており、かつ様々な転職関係会社が開催している為、毎月どこかの地域では開かれています。
特定の地域に絞ると、だいたい1,2ヵ月に1回は開催されていることになります。
基本的には土日に開催されている為、
申し込み方法
転職セミナーや転職フェアは、各転職サイトから申し込むことになります。
その為、まずは各転職サイトに登録必要があります。
参加の為に、何か準備しなくてはならないというものはありませんが、参加までにエントリーシート等を準備しておくことを推奨されている場合があります。
転職フェアや転職セミナーに行く服装
基本的には私服可となっています。
ただ、できればスーツで参加するようにしてください。
一応、企業の人と会うわけですし、下手に悪い印象を持たれないようにしましょう。
また、周囲はほぼスーツなので、私服で行ってしまうとかなり浮きます。
転職フェアや転職セミナーの持ち物
持ち物は、各転職サイトに載っているので必ず確認しましょう。
基本的には以下のものが必要になります。
- 筆記用具
- 登録済を確認できる用紙(登録時に発行可)
- 時計
- エントリーシート、履歴書(指定があった場合)
- 鞄
転職フェア、転職セミナーを開催している転職サイト
転職フェアや転職セミナーは基本的に大手転職サイトが開催しています。
主なところとしては、
リクナビNEXTです。リクルートが運営している転職サイトで、非常に大きな規模で転職フェアが開催されています。
もう一つ、非常に大きな規模で開催しているのがdodaです。
転職セミナー、転職フェアのメリット、デメリット
このような転職セミナーや転職フェアに参加しようかどうか迷っている人にとって、一番気になるのは、行くメリットがあるかないかです。
参加は無料でできますが、交通費もかかるし、時間もかかってしまいます。
そこで実際に、どんなメリット、デメリットがあるか紹介します。
業界、企業のことを知ることができる
こういったものに参加できる一番のメリットは、業界についてや、その企業についてより深くしることができる点です。
自分で調べるだけではわからないことも多いですが、実際に会い話すことで、気になることも質問することができます。
これは、今後転職活動を進めていく中で非常に役に立ちます。
どういったことを目指し、どういった人材を求めているかということを知ることは、自己アピールする為に必要なことです。
選考が免除になることも
転職フェアや転職セミナーに参加することで、書類選考が免除になる場合も非常に多いです。
一つの選考を飛ばせるというのは、転職活動の時間を減らしたり、手間を減らすことができるという点でも大きいです。
書類選考は、非常に多くの希望者が応募してくるので、じっくりは見てもらえません。
たとえ、良いことが書いてあっても落とされるリスクはどうしてもあります。
しかし、書類選考を飛ばし、最初から面接に行くことができる為、しっかり自分をアピールすることができます。
知らなかった業界、企業を知ることができる
転職活動を一人で行っていると、これまで知らなかった企業について知ることができる機会はありません。
特に、BtoB企業は優良企業も多いのに知られていないことが多いです。
そういった企業についても、知るきっかけになります。
QUOカードが貰えることも
大手転職サイトの開催している転職フェアでは、参加すると500円分のQUOカードが貰えるなんてこともあります。
交通費の足しにはなりますね。
時間の無駄だったという意見も
人によっては、話を聞きたい企業も特になく、有益な話を聞くこともできず、特に行った意味はなかったという人もいます。
あらかじめ、どういった企業が参加するかはチェックしておいたほうが良いでしょう。
また、過度な期待をして行くところではないので、良い話を聞くことができればいいなーくらいの感覚で行ったほうがいいです。
知り合いに会って気まずかった
ほとんどの人は、近場の転職セミナーや転職フェアに参加しますよね。
当日はかなりの人数が来ます。それだけ転職したいと考えている人は多いんです。
実は、あなたの知り合いも転職したいと考えていて、参加しているかもしれません。
ですから、会ってしまう危険性もあるのです。
体験談!実際に転職フェアに行ってみた
では、ここからは、私が実際に転職フェアに行ってみた体験談を紹介します。
参加するまで
以前から転職したいなーと思ってはいたが、具体的には何もせずに過ごしていました。
そんな中で見た電車に貼ってあった転職フェアの広告。
以前からその存在は知ってはいたけど、特に気にもとめていなかったんですが、ふと参加しようかなーと思ったのがきっかけ。
開催が土曜だったし、特に用事もなかったのでまあ転職活動のスタートとしてはいいかなーと思ったんです。
さっそく転職サイトに登録。
登録自体はすぐ終わりました。
なんかエントリーシートを作成したほうが良いと書いてあったんですが、面倒だったので特に何もせず。
参加当日
参加したのは暑かったので、スーツは嫌だなーと思いながらも、浮くのが嫌だったんでスーツを選択。
実際に行ってみると、ほとんどの人がスーツだったんでこの選択は正解。
受付をすませて中に入ると、想像以上の人の多さにびびりました。
参加した転職フェアが規模の大きいものだったので、参加企業の数、参加者数が非常に多かったんです。
年代としては20代から30代の人が多かったですね、ただ40代の人もそれなりにいました。
業種別にブースがあったので、とりあえず今の仕事の業界と同じ業界のブースを見てみることに。
当然のことですが、名前の知られている企業は参加者もかなりの人数集まっており、あまり聞いたことのない企業のブースは閑散としていました。
とりあえずは、色々な会社の話を聞いてみようと思っていたので、とりあえず人の少ない企業のブースで話を聞いてみることにしました。
さっそくブースに行くと、まず言われたのが「エントリーシートありますか」という一言。
なるほど、こうやって使うのかと感じると同時に、書いてこなかったことに後悔。
まあ書いていないものは書いていないので、仕方ないと割り切りました。
その後は、同業種の企業でめぼしいものを一通りまわって、その後に他業種もちらほら見て、1日が終わりました。
割とフランクに、色々な話を聞くことができたので、楽しかったですね。
行ってよかった?悪かった?
転職フェアに参加してみて、とっても為になったというと、そこまでではないかなという感じです。
ただ、行って損はなかったし、色々な話を聞くことができたり、知らなかったことを知ることができたので、それなりに意味はあったかなと思います。
あとは、転職活動を始めるきっかけにもなったので、自分のモチベーションを上げるという点では非常に役にたったと思います。