民間企業を辞めて、公務員に転職したい。
第二新卒として転職する場合に、そのように考える人は非常に多くいます。
転職方法の一つとして、有効な方法と言えます。
しかし、イメージだけで公務員を選ぶのではなく、公務員を目指す前には、本当に公務員でいいかということは考えなくてはなりません。
そこで、今回は第二新卒で公務員になるにはどうすればいいか、公務員への転職前に知っておきたいことを紹介します。
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第二新卒で公務員になるには
ではまずは第二新卒で公務員になるにはどうすればいいかを紹介していきましょう。
転職で公務員を目指す場合、新卒者と同様に公務員試験を受けるか、経験者採用枠で受けるかの2通りになります。
経験者採用枠での受験の場合は、その職種での経験が3年以上や5年以上と決められており、第二新卒者の場合は応募資格を満たさない為、受けることができません。
その為、新卒者同様の公務員試験を受けることになります。
公務員試験は年齢に上限がありますが、第二新卒者であればほぼ応募資格は満たせますので、心配する必要はありません。
公務員になるまでの流れ
公務員になるには、公務員試験に合格する必要があります。
その流れは以下の通りです。
- 応募する職種を決める
- 職種に応じた勉強を進める
- 1次試験
- 2次試験
応募する職種を決める
公務員と一言で言っても、様々な職種があります。
国家公務員総合職、国家公務員一般職、地方上級公務員、地方中級公務員、労働基準監督官、裁判所職員、警察官、消防士などなど。
まず、自分が何をやりたくて、どの職種を受けるのかを決めましょう。
職種に応じた勉強を進める
職種を決めたら、合格に向けてその職種に応じて勉強を進めましょう。
転職で目指す人の多くは、会社に行きながら勉強することになるでしょう。
公務員試験では、ライバルの多くが時間のたくさんある学生です。
ですから、その時点で不利であることを自覚しなくてはいけませんし、努力も必要となります。
勉強方法としては、参考書を買って独学で勉強するやり方と、予備校に行くやり方があります。
前者は、費用が少なくて済みますが、効率は悪く、自身で進める強い意志が必要です。
後者は、効率良く進めることができますが、費用が高くなります。
1次試験
1次試験は、教養試験、専門試験といった筆記試験になります。
職種によって変わる為、どのような試験が行われるかは職種を決めた時点で確認しましょう。
1次試験の日程は、職種によってバラバラですので要確認です。
2次試験
2次試験では、面接が行われます。
個別面接であったり、集団面接であったり、ディスカッションをする場合もあります。
予備校であれば、面接の練習もしてくれます。
独学の場合であっても、友人や家族を相手にできるだけ練習はするようにしたほうがいいです。
公務員になるかならないかをしっかり考える
第二新卒で、公務員に転職する為の流れをざっと説明しました。
しかし、一度本当に公務員になるかならないかを考えてみましょう。
公務員のメリット、デメリットを知ろう
公務員になることを選ぶ前に、公務員のメリットやデメリットについてはしっかりしておかなければなりません。
公務員のメリットとしてあげられるのは、安定性です。
普通にしていれば、ほぼクビになることはありません。
しかし、その他のことは職種によって民間企業に比べてデメリットが多い場合も多いです。
まず、給料は若いうちは決して多いとはいえません。民間企業から転職して少なくなる人も多いです。
仕事は、ゆるいと思われがちですが、実はハードなことも多く、夜中まで働く場合もあります。これは職種によって大きく異なります。
自分の職種がどういったメリット、デメリットを抱えているかは必ず知りましょう。
公務員なら受かるからという考え方は危険
第二新卒で公務員に転職する人の中で、公務員なら受かるからという理由で公務員を目指す人も多いです。
特に大企業を辞めて転職しようとする人に多いです。
第二新卒で他の会社に転職しようとすると、前いた会社よりも世間体としては落ちてしまう。それならば世間体がいい公務員に転職しよう。
そう考える人も多いのではないでしょうか。
しかし、世間体ばかりを気にすると、公務員に転職したことを後悔してしまいます。
また、公務員は、学力重視の公務員試験に合格すればいい為、新卒3年以内に退職した人にとっても、平等にチャンスがあります。
一方で、第二新卒だと新卒に比べると不利であり、転職しにくいと考えれています。
第二新卒として転職するのは難しいから確実な公務員に転職する。
これも良い考え方とは言えないでしょう。
公務員に転職したい理由を明確にしよう
公務員に転職を考えているならば、なぜ公務員なのかということを明確にしましょう。
もし公務員でないといけない理由がないのであれば、第二新卒としての転職活動も考えてみましょう。
第二新卒であっても、今は企業が積極的に採用を行っている為、納得いく企業に転職できる可能性もあります。
始める前から、可能性の一つを潰すのではなく、全ての可能性に挑戦したうえで決めましょう。
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