転職するにあたり、仕事を辞めてから行うっても大丈夫か、それとも働きながら行うべきかで悩むところ。
できるだけ早く今の仕事を辞めたいけど、転職先が決まっていないのに辞めることはやっぱり少し怖いと感じる人も多いでしょう。
では、仕事を辞めてから転職活動を行うことにはどういったメリット、デメリットがあるのでしょうか。
仕事を辞めてからの転職は不利?
まず何より一番気になるのが、仕事を辞めてからの転職は不利になってしまうのではないかという不安。
実際はどうなのでしょうか。
辞めてすぐであれば合否にはあまり関係ない
基本的には、辞めてすぐであれば転職活動でそこまで合否に関係はしません。
仕事がどうしても辞めたくて辞めてしまったという人もいますが、中には会社に行きながらだと転職活動ができないという人もいます。
例えば、ブラック企業で有給休暇を使うことができずに平日の面接に行けないという人もたくさんいます。
企業はそういった人材がいることもわかっていますし、そういった人材の中にも優秀な人材がいることをわかっています。
ただ、少数派ではありますが、中には転職先が決まる前に辞めてしまうことに対して、計画性がないと思われてしまう場合もあります。
転職活動が長引くと不利になっていく
辞めてからすぐの場合であれば問題はありません。
しかし、なかなか転職先が決まらず転職活動が長引いたり、失業保険を貰ってからと転職活動を始めるのが遅くなってしまい、無職期間が長くなってしまうと、転職活動では不利になってしまいます。
仕事をするのが当たり前と考えられている中で、無職期間が長いと怠惰な性格だとか、計画性がないと思われてしまいがちです。
条件交渉に強気になれない
転職する際、特に年収面でいくらにするかという交渉の場がある場合があります。
企業にとって、できるだけ安く人材を確保したいと考えます。
ただ、現時点で勤めている会社よりも低い条件であれば、来てもらえません。
すなわち、転職希望者にとっては、働いていることが交渉の武器になるのです。
仕事を辞めてしまうと、その武器がありません。
それどころか、企業側は仕事を辞めて早く仕事を見つけなくてはならないから、少し低くても大丈夫だろうと思ってしまいます。
他にはどんなメリット、デメリットがある?
仕事を辞めてから転職活動には、他に様々なメリットやデメリットが考えられます。
仕事を辞めてから転職活動を行うメリット
仕事を辞めてから転職活動を行うことは、デメリット面が注目されがちですが、メリットも多くあります。
転職活動に時間をかけることができる
仕事を辞めてから転職活動を行うことの最大のメリットは、転職活動に時間をかけることができる点です。
自己分析や企業分析、情報収集をじっくり行うことができ、自分の納得行くまで転職活動を行うことができます。
転職での失敗事例としてよくあるのが、転職活動になかなか時間を割くことができずに、情報収集を怠った結果、入社後に自分が望んだものとは違っていたことに気づくということです。
また、時間がとれることで履歴書などの書類の質をあげることができたり、同時並行できる企業が増えるというメリットがあります。
有給休暇を使って自由を謳歌できる
転職先が決まる前に仕事を辞めてしまえば、残っている有給休暇を使うことができます。
ほとんどの人は、ろくに有給休暇を使うことができずに大量に残っている人がほとんどだと思います。
転職先が決まってから仕事を辞める場合、内定を貰ってから転職するまでに長くても1ヶ月程度しか待ってもらうことができません。
その間に退職することを伝え、引継ぎを行わなくてはいけませんから、有給休暇を使えるとしてもわずかです。
有給休暇期間は、事実上は会社に在職していることになりますから、無職期間とはなりませんし、給料も貰えます。
社会人になるとそうはない長期休暇を楽しめるというわけです。
ストレスからさっさと解放される
転職を考えている人の中には、とにかく仕事を辞めたいと考えている人も多いことでしょう。
そういった人にとっては、転職先が決まるまでの期間ですら、会社に行くのが辛いものとなっていることでしょう。
転職先が決まっていなくても、会社を辞めてしまえば、とりあえず目の前のストレスからは解放されます。
本当に会社が辛いと感じている人にとって、これは大きなメリットです。
面接の日程調整が簡単
仕事を続けながら転職活動を行う場合に一番大変なのが、面接の日程を調整することです。
基本的には平日に行われることがほとんどですから、会社を休む必要があります。
とは言え、都合よく休むことが難しい人も多いでしょう。
企業側もその点を考慮し、面接日程を調整してくれますが、あまりに面接が先延ばしになってしまったり、当日急きょ面接に行けないなんてことがあると、心証が悪くなってしまいます。
その点、会社を辞めていれば、日程を調整する必要性もほとんどありません。
企業側の望んだ日程で入社できる
人手不足となって人材を募集している企業は、できるだけ早く働きてほしいと考えます。
現在仕事をしている人は、内定をだしてから入社までにしばらくかかってしまいますが、既に会社を辞めている人は企業の希望した日程で入社することが可能となります。
この点で、会社を辞めていることがメリットとなる場合もあります。
仕事を辞めてから転職活動を行うデメリット
一方で、転職先が決まっていないのに会社を辞めてしまうことに当然デメリットも存在します。
貯金が減っていく恐怖
会社を辞めてしまうことによる大きなデメリットが、収入が途絶えてしまうことです。
失業保険があると言っても、自己都合の退職の場合は貰えるのが3ヶ月先ですし、貰える金額は以前の給料よりも少ないです。
しばらくは貯金だけで生活しなくてはなりません。
生活費や社会保険料など、お金は想像しているよりも減っていきます。
その結果、早く転職先を決めなくてはと焦り、妥協して転職先を見つけた結果、後悔してしまう人も多いです。
堕落してしまう
会社を辞め、制約されるものがなくなると、堕落してしまう人も少なくありません。
転職活動始めなきゃなーとは思いながらも、毎日だらだら過ごしてしまい、時間がだけが経っていく。
制約がないということは、自分でしっかり管理していかなくてはならないのです。
世間からの冷たい視線、家族からの不安
転職活動を始めているといっても、その時点では無職。
周囲からは冷たい視線にさらされてしまうことも少なくありません。
また、家族を不安にもさせてしまいます。
2回引っ越しせざるを得ない場合も
会社で寮や社宅を利用している場合、会社を辞めるとそこから出ていかなくてはならず、引っ越しが必要となります。
さらに、転職先が引っ越した後の家から通えない場所となると、再び引っ越しが必要となる場合もあります。
引っ越しにはかなりお金がかかりますから、できれば1回で終わらせたいもの。
その結果、転職先を選ぶ際に制限をかけてしまうなんてこともあります。
もう引き返せない
会社を辞めずに転職活動を行う場合は、もし良い転職先が見つからなければ働き続けるという選択しがあります。
しかし、辞めてしまえば、もう転職するしかありません。
引き返すという選択肢を捨ててしまっているのです。
仕事を辞めてから転職する場合の注意点
メリットもあるが、デメリットもある仕事を辞めてからの転職活動。
もしもその選択をする場合、しっかりと準備をしなくてはいけません。
お金の準備をしっかりと
まず何よりしなくてはいけないのが、お金の準備です。
生活費や社会保険料といった必要となるお金をしっかり計算し、余裕を持った資金計画をつくってください。
お金がなくなっていくことは精神的に多大なストレスとなり、転職活動にも影響します。
最低でも3か月分は絶対に必要ですし、失業保険で貰える金額を補う分もできれば準備しておきたいです。
目標を決め、スケジュールを立てる
いつまでに転職するか、どういったスケジュールで転職するかというのは、絶対に立てましょう。
人間は誰だって弱い生き物ですから、しっかり自己管理できないとどんどん堕落していき、無駄に時間ばかりがたってしまいます。
無駄に時間を過ごしてしまうと、転職活動が不利になってしまったり、お金がなくなってしまうことになり、最初に望んでいた転職活動ができないなんてことに繋がります。
転職についてあらかじめ調べておく
仕事を辞める前に、必ず転職に関する情報は調べておきましょう。
転職活動自体は、仕事を辞めてから本格的に行うとしても、情報だけは入手しておかなくてはなりません。
転職サイトに登録しておけば、転職に関する色々な情報は入手することができます。
できれば、転職エージェントに登録し、一度面談を行っていたほうがいいかもしれません。
転職活動は具体的にどういった流れで行うのか、実態はどうなっているのか、知っておいて損はありません。
準備さえすれば、辞めてしまってもかまわない
転職について調べてみると、転職活動は在職中に行うべきだという意見が多数です。
確かに、仕事を辞めずに転職活動をしたほうが、リスクは少ないです。
ですが、人にはそれぞれの事情があります。
精神的に限界で働き続けることができない人、働きながらだと面接の時間が確保できない人。
そんな状況なのに在職中に転職活動を行わなくてはなりませんなんてことはありません。
しっかり準備すれば、そんなに心配する必要はありません。
現在の転職状況は過去に類を見ないほどのの売り手市場になっており、転職を希望する人にとって大きなチャンスがある環境になっています。
このチャンスを逃すことなく、できるだけ早く転職活動を行ってください。
転職活動のスタートとして行う最初のことが転職サイトへの登録です。
おすすめは
MIIDASは転職サイトとしてもちょっと特殊で自分で求人を探して応募するのではなく、登録後にオファーを待つタイプの転職サイト。
登録時は履歴書や職歴書どころか文章を書くことがそもそもなく、用意されている選択肢から選んでいくなのでとても簡単、3分程度で完了します。
登録するとあなたの市場価値を判断してくれ、だいたいどの程度の年収で転職可能かがわかります。この結果も一つの指標としてみるのも良いでしょう。
このサイトの優れている点は登録するだけでわざわざ自分で求人を探す手間が不用となる点。
しかもオファーの量はそれなりに多いし、オファーの時点で面接確約です。
公式サイト⇒MIIDAS
dodaは求人数やスカウトメールの流通量が国内トップクラス、さらに転職エージェントサービスも可能な日本最大級の転職支援サービス。
大手なだけあって職種が幅広く、さらに年齢や経験有無も関係なく全国対応しているので誰でも可能です。
またここの転職エージェントサービスはかなり評判良く、非公開求人の求人数も他社に比べて相当多いので、転職活動するなら外せない会社の一つです。
ぜひこのサイトだけには欠かさず登録しておきましょう。
公式サイト⇒doda
ハタラクティブは20代向けの転職エージェントサービス。
未経験業界、未経験職種に強みをもっており転職内定率は8割超え。
正社員としての職歴がない派遣社員、フリーターや既卒などの職歴がない人も利用可能であり、職歴が不十分であることを理由に断られることはほぼありません。
転職活動全般をサポートしてくれる転職エージェントサービスは何か一つは使っておきたいところですが、大手だと利用を断られてしまう場合がゼロではありません。
その点、ここは利用できる可能性が高いので、ぜひ活用してみてください。
公式サイト⇒ハタラクティブ