新卒時期の就職活動の採用時期と違って、転職活動の採用時期は1年中あります。
就職活動は年度の変わる4月からの採用に向けて採用活動を行いますが、転職活動では、各企業において人員が足りない等の理由で採用活動をそれぞれのタイミングで行う為です。
では転職活動はどの時期で行っても、同じなのでしょうか。
実は時期によって色々変わってくるのです。
今回は、転職活動の時期による違いについて紹介します。
関連記事：転職活動の期間は平均でどれくらい？転職サイト登録から内定まで。
転職活動の時期による傾向
それぞれの時期による違いを紹介します。
求人数は9月、2月、3月が多い
求人数が多いということは、それだけ選択肢も広がりますし、入りやすさも増えます。
全国求人協会の求人広告掲載件数集計結果によれば、昨年度の求人広告数は以下のとおり。
見てわかるように、9月、2月、3月で求人数が増えています。
やはり、半期毎で求人募集をかけている企業が多いのです。
また、転職者を4月にすると、新卒者と同タイミングで研修等を行うことができるというメリットもあります。
求職者の数は時期によらない
求人数が多くても、その分求職者が多いと倍率は低くはなりませんので求職者が少ない時期のほうがいいですよね。
求職者数は、景気の動向にも大きく左右される為、単純には比較できませんが、
よく転職するタイミングとしては夏と冬のボーナスをもらってから辞めるほうがいいとされる為、ボーナス時期である6,7月や11、12月に転職者が増えると言われています。
ただ、求人数に比べると、そこまで時期による大きな変動はなく、年間通して安定しています。
転職活動を始める時期はいつがベスト？
求人数は2月、3月、9月が多いですが、求職者はボーナス後に増えるがそれほど年間通して変わらないとなると、
やはり狙い目は2月、3月、9月となるわけです。
ただ、それはあくまで転職が決まりやすい時期であり、転職活動を始める時期ではありません。
転職活動を始めるタイミングは転職活動をしようと思った時
転職活動には、時間制限がありません。
ということは、わざわざ時期を考えてその時期まで待つ必要もないのです。
いくら2月、3月、9月に求人数が増えると言っても、他の月に良い求人がないわけではありません。
上記で紹介した月別求人数を見てわかるように、ピークにくらべて求人数が半分になるなんてことはありません。
どの月にもチャンスはあるのです。
もしかしたら、ベストな求人は今まさにあるかもしれないのです。
関連記事：転職すべきか迷い、決断できない時は、転職活動すべき時である
転職活動のスケジュールを作ってみる
転職活動を始めるタイミングはいつでもいいですが、スケジュールは作りましょう。
転職活動は肉体的、精神的にも疲れます。
あまり全力で頑張りすぎてしまうと、2月、3月、9月のベストなタイミングに疲れていて全力で活動できないということになってしまいます。
ですので、始めた時期に応じて、どの月は頑張り、どの月は息を抜くということを考え、求人数がピークとなる時期に力を入れることができるようにしましょう。
準備期間や情報収集の期間なども踏まえ、しっかりスケジュールをたててください。
関連記事：転職の流れを知っておこう、0からスタートする転職活動
まずは転職サイトをチェック
この記事を読んでいるということは転職活動を始める時期に悩んでいる人が多いのではないでしょうか。
そんな人はまず転職サイトをチェックし求人を確認してみましょう。
今の時期に受けるかどうか、具体的に転職活動を始めるかどうかは、それからで問題ありません。
現在の転職状況は過去に類を見ないほどのの売り手市場になっており、転職を希望する人にとって大きなチャンスがある環境になっています。
このチャンスを逃すことなく、できるだけ早く転職活動を行ってください。
転職活動のスタートとして行う最初のことが転職サイトへの登録です。
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